ヘロヘロデス

リリース曲/歌詞集

『静けさに灯る光』

-Kant-静かな夜のなか 理を抱えながら星が告ぐるならば 我らは、なお進まなきゃならんな淡々巡る日常すら 法則に包まれながら価値が揺らぐ時こそ 人は理性を探し歩くものかな過ち重ねながら 義務が意志へと鍛えられ聖なる空気のなか 心は私法を離...
リリース曲/歌詞集

『否定と肯定/Schopenhauer vs Nietzsche』

【Schopenhauer】我はショーペンハウワー、改めて君に語る時間だ世界はただ揺らぐ影その帳の名はमाया表象の幕の裏 盲目の意志は空虚さながら静かな夜の中悲しさ抱きしめたまま過ぎてく日々はすべて掌からこぼれる砂かな愛も友も成果もやがて...
リリース曲/歌詞集

『限界と運動/Kant vs Hegel』

Kant versus der alte Hegel Grenzen der Vernunft & Bewegung der Vernunft【カント】聞けヘーゲルよ、“理性の審判官”が登壇独断の饗宴、虚像のロマンを凍断「物自体」は届かぬ ...
リリース曲/歌詞集

『(人-格と超-人)/Kant vs Nietzsche』

Der gestirnte Himmel über mir und das moralische Gesetz in mir. Man muss noch Chaos in sich haben, um einen tanzenden St...
リリース曲/歌詞集

『アラウコの叫び』

大地を裂く 太古の響き燃え上がる アンデスの炎鎖を断ち 声をひとつに「自由よ甦れ」アラウコの叫びよ 空を駆けろ失われた夢を 取り戻すために血と涙を越え 立ち上がれ祖先の誇りを 今ここに刻め碧き鳥は 空を覆い精霊は囁く 「恐れるな」と砂漠に溢...
アラウコの叫び/本編

第27話「男装の麗娘」

-リマ 夜明け前-明け方前のまだ冷たい空気の中、静かに身支度を整えている者がいた。月明かりを受けるブロンドの短めの髪は、美しい輝きを放っていた。身体の線は細いが引き締まっており、それと不釣り合いな少年とも少女ともとれるあどけなさの残る顔をし...
アラウコの叫び/本編

第26話「フランシスコの裁決」

-フランシスコ・デ・アギーレ邸宅-アギーレには日課があった。朝起きると決まって、自身の部屋のバルコニーから煙草を吸いながら街を一望する。煙草の原材料は、ナス科のニコチアナ属の植物であり、現アルゼンチンとボリビアの国境付近が原産と言われている...