パチャクテク

Pachakutiq (?– 1471年),ケチュア語での意味は「世界を震撼させる者、世界を造り変える者」。クスコ王国9代サパ・インカ、タワンティンスーユ(インカ帝国の正式名称)皇帝。
小さな部族の集まりだったクスコ王国を帝国にまで押し上げた覇王。領土の拡大により、「四つの邦(スーユ)」に再編しタワンティンスーユとした。北をチンチャイスーユ、東をアンティスーユ、西をクンティスーユ、南をコリャスーユとした。
パチャクテクは歯向かうものには容赦なく、すぐに従う者達は優遇し、版図を広げっていった。

当時、コリャ王国という大国があった。統治者のコリャ・カパックは絶大な権威と富を有し、民に慕われていた。パチャクテクは妬ましく思い、コリャ・カパックを亡き者にし、コリャの一帯を征服する決意を固めた。コリャ王国との戦は凄惨であり、熾烈を極めた。最終的にはパチャクテクに軍配が上がった。また、戦の最中コリャ・カパックは捕えられ、死亡した。彼の首を手で触れないようにし、そのままにするようにと命じられた。

 

子:トゥパック・インカ・ユパンキ

 

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