グワノ兄弟

AlcatipayとCayeguano,アルカティパイとカジェグワノ。トゥンベス島にはタルカグワノという長がいた。彼は、カジェグワノにとって年の離れた兄であり、アルカティパイの父でもあった。

ある日、タルカグワノは謎の病にかかり死亡してしまう。まもなくしてスペイン軍が襲来し、島は壊滅的な状況に陥った。カジェグワノとアルカティパイも一旦捕えられたが、辛うじて脱出に成功する。その後、呪われた島の子としてどこでも煙たがられた為、身元を隠し2人で傭兵をしながら生きながらえた。
息のあった戦闘術は世間への憎悪と共に洗練されていき、容姿まで酷似していくことになる。

やがてトゥンベス島以外でも謎の病が各地で広がり、身元を隠す必要もなくなった。いつしか「グワノ兄弟」として知れ渡る様になる。

 

彼らには悍ましい噂があり、遭遇した者へ難癖をつけては、体の一部を奪うと言われている。聞き間違えれば耳を奪い、言うこと違えれば口を切り取るなど、意味不明な行動を繰り返している。

 

※Talcaguano,マプチェ語での意味は「雷鳴の空」。
Alcatipay, マプチェ語での意味は「猛々しく登場」。

 

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