マルコス・ベアス

Marcos Veas,ラウタロがバルディビアの元で暮らしていた時に知り合ったスペイン人の友人。マルコスはラウタロに馬術やスペインの武器の扱い方も指南したと言われている。字を書く事は出来なかったが、誇り高く騎士道を重んじる。また、新大陸の現地の人々を自分なりに人とみなしていた。

 

1513年カセレス県ホヨス村で生まれ。1530年にはすでにペルーにいたようで、クスコへの遠征に参加し、しばらく滞在した。ペルーに戻ると、ペドロ・デ・カンディアと共に、ペロ・アンスレスを救出する一員となる。その後ディエゴ・デ・ロハス軍に加わったがチリグアナスまで行くと道がなくなり引き返えすことになった。軍が解散すると、バルディビアがチリの征服に乗り出す事を聞き、マルコスはフランシスコ・デ・ビジャグラの一団に加わった。

サンティアゴ市の建設に携わり、同市の襲撃を受けた時、バルディビアへの伝令の一人に選ばれた。また、バルディビアがバルパライソからペルーへ向かう事になった時に同行した数少ない者の1人である。その様な背景から上の者たちに信頼されていた事が伺える。

 

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